おうちのお直し

わくわく好きなこと

 

専門的な内装・工事関係はプロにおまかせしたところで、あとはインテリアと細かなリノベーションです。

 

この工程を、いちばん楽しみにしておりました!

インテリアをああしようこうしよう、は、大好きなことなので、わくわくします。

あんなテーブル置いて、こんな雑貨置いて…。

もちろん予算があるので、できる事は限られていますが、予算の中でああでもないこうでもない、も、それはそれで面白いのです。

 

それと、DIYでリノベーション。

もともとこのおうちを購入したときにある程度リノベーションしていましたが、そのとき断念したキッチンのタイル貼りを、この機会に自分でしてみようとかねてより目論んでおりました。

昔はタイルを自分で貼るとなると、目地材入れて、中途半端なところはタイルをカットして…と、なかなか大掛かりで大変な作業でしたが、今は「タイルシート」なる便利なものが売っているのですね!

6枚×6枚が1シートになっていて、裏のシールを剥がして貼るだけ。目地材もいりません。

 

2人で作業して、2時間弱で終わりました。

 

もともとは木のカウンターでしたが、かなり痛んでました。

 

タイルを貼れない隙間には、隙間用の目地スポンジが売られています。

 

殺風景だった玄関には、お花のタイル柄が可愛いフロアシートを。

タイル貼りのようですが、シート状になっていて必要な大きさにカットして使います。

 

余ったシートは、食器棚に貼りました。

 

汚れに汚れたフローリングも、自分でサンダーかけて削りました。

人生初サンダーがけ。師匠が貸してくれました。

 

こんなふうにして、どんどん出来上がっていきます。

サンダーをかけた床には、仕上げにミツロウワックスを塗りました。

塗った箇所は踏めないので、荷物は先に下ろし、出口からいちばん遠い箇所から出口に向かって少しずつスポンジでワックスを塗布し、その後ろを乾いた雑巾で乾拭きしながら追いかけてもらいます。

忘れ物が発覚しても取りに戻れませんので、くれぐれも気をつけましょう笑

 

 

 

費用のこと

補助金とか助成金とかって…

 

もともと生活していた自分名義のおうちを民泊施設にするといっても、工事費・内装・必要物品の購入などなどまぁまぁ費用はかさみます。

エアコン、洗濯機等の大型家電もいくつか新たに購入しましたし…。

 

補助金とかないんカネ?もらえるもんあったらほしい!!

 

切実なる願いです。

 

調べてみましたら、「大阪府特区民泊施設の環境整備促進事業補助金」というものがありました。

読み進めていくと…

申請書類の提出期間が1ヶ月ほどしかないのです、私が目にしたときはちょうど二次募集の受付期間でしたが。

一応まだ受付期間内でしたので内容を確認しました。

 

補助対象となるもの、

・施設の案内表示、室内設備の利用案内等の多言語対応

・パンフレット、ホームページ等の広報物の多言語対応

・居室内におけるWi-Fi整備

・消防防火設備の整備(自動火災報知設備、誘導灯、スプリンクラー設備)

なんか…消防設備以外、そんなに費用かからへんやつばっかりじゃないか?施設の案内表示なんて、Wordで作ってプリントアウトするだけでいいし、ホームページも、わざわざ作ってないし。Wi-Fiも、ルーターレンタルするつもりやし…。

 

この中で1番費用かかるのって、消防設備関係なんだけど、何やら注意書きがある。

 

「補助対象となっている事業であっても、既に整備しているもの、実施しているもの、契約・発注等を行っているものについては、補助金の対象にはなりません。(例えば、既に設置している消防設備等については、補助金の対象にはなりません。)」

 

!!

もう設置してもうたし!!

 

その他の注意書きも読むと、

補助対象は、これから特区民泊認定される予定で、でもまだ消防設備関係は何にも手つけてなくって、必要なものも買ってなくって、でも年度内には認定許可下りる人(または事業者)。

補助金の交付が決定(しかも応募者全員下りるわけではない。審査がある)した後に、必要物品購入及び工事を「最低でも2社以上から見積もりもらって」から「より安い方に」依頼できる人(または事業者)。

 

無理やん、そんなん。ていうか、これに該当してちゃんとこの補助金活用できる人いてるん?

 

しかも、自動火災報知設備、誘導灯のインターネット購入不可やし。

あかんやん、思いっきりネットで買ったし。

 

たかだかひと月やそこらの受付期間で、補助金申請して、必ずもらえるとは限らないのに交付審査結果待って、オッケー出てから工事の見積もり依頼して、工事してもらって、またそのさらに後にやっと補助金(かかった経費の半分、上限40万円)もらえるんだそうです。

使い勝手、悪い。

 

なんか、他にないかなぁ…。どなたか、ご存知ありませんか??

おうちのお直し

ネコのしわざ

 

民泊認定申請のあれこれは、申請書を提出したあと許可の連絡がくるまでに早くて1週間、長くて1ヶ月くらいかかります。

消防署への届け出が2段階式になってしまったこともあり、待機期間がかなり長くありました。

で、その間にできることいえば…

 

家の補修、必要物品の買い揃えなどなどです。

 

我が家には、このおうちで11年連れ添ったネコがおりました。

クロと名付けられたその黒猫は、まぁとにかく大きくて、強くて、甘えたで、それはそれは愛すべき存在だったのです、が。

おうちのあちこちをガリガリガリガリやらかしまくってました。

その柱をえぐるような積年の爪痕を、どうしたもんか…とずっと頭を悩ませておったのです。

 

そう、もはや完全に柱の真ん中の部分がえぐりとられている。

 

師匠に相談です。

「たぶん、このままやったらこのおうち、柱折れて倒壊するんちゃうかな」と、切迫するわたし。

 

師匠は敏腕大工さんを手配してくれました。

何やら二人で「上から」「板を」「その上から」「安価な方で」などと話しあっておられました。

 

大丈夫かなぁ。こんなにズタボロの柱…ほんまに綺麗になるんかな、、、バカ高い費用請求されへんかなぁ…。。

 

それから数日後、師匠から

「工事終わったみたいよ〜」との連絡。

 

はや!

 

そして仕上がりが…

すごい!!めっちゃキレいに直ってるー!!!しかも、費用もものすごく安価でした。

 

これが、

 

ここまで綺麗になりました。

 

このまま、他に大工工事が必要なところをちょこちょこ直していただきました。

もちろん、費用は最小限に抑えたいので、自分でリノベできるところは自分でしようと思っていたので、本当に最小限。

 

この他、プロにお願いしたのが、家中のクロスの張替えと、以前の記事に書いた電気工事ですね。

師匠が全員お知り合いの業者さんを引き続き手配してくれたので、費用も予算内に収まりました。

 

 

件のクロ。今は天国にいます。

 

 

 

民泊認定申請にあたり

3階建ての家は…

 

「ちょっと、もしかしたら、3階建ての家は特区民泊通らないかもしれないんよ」

師匠から突然宣告されました。

 

私の家は3階建てなのです。間口が狭く縦に長いタイプのやつです。階段の段差がやけに高いやつです。めっちゃ住みにくいやつです。

 

宣告を受けたのはひとつ前の記事「消防署への届け出」以前でしたので(時系列で書かずにすみません)、結論から申し上げますと、問題はなかったのです、が。

 

師匠曰く、3階建ての我が家は、消防設備上において、特区民泊、つまり365日営業可能な施設としては認定が受けられないかもしれない、ということでした。普通の(という表現でいいのかしら?)民泊=年間180日営業での許可しか出ないかも…とのこと。

 

年間180日って、採算とれるんかいな?民泊やる意味ありますの?

もう、商売上がったりでっせ!ってならへん?

 

何だか打算が頭の中をぐるぐる巡りましたが、まだ確かなことは分からないから、とりあえず一度消防署に相談に行ってみよう、と師匠が仰せられたので、私も一緒にのこのこ付いて行くことにしました。

 

そもそも皆様、消防署に出向かれたことはありますか?

 

私は一度もありませんでした。師匠、よく消防署消防署言うてるけど、窓口とかあるんかいなぁ?ぐらいにしか思っていませんでした。

ド!ッキドキの!消防署初体験です。

 

消防署の窓口は、2階にありました。扉を開けて入っていくと、普通のオフィスのように机が並んでいて、おじさんやお兄さん達が事務仕事をされていました。

師匠は幾度となくこちらを訪れているので、勝手知ったる様相で、入室した私たちを気にしてくださった消防署員のお兄さんに、本日お伺いした主旨を説明してくれました。

 

「それなら、ちょうど今年の4月に法律改正されましたよ。3階建てでも要件を満たしていれば、事前申請のあと特区民泊施設として申請できます。」(※大阪市の場合です)

 

!!

タイミングの良さときたら!!

このときは6月だったので、ちょうど1〜2ヶ月前に、法律が改正されたということです。

 

きてる!風は吹いてる!私の方へ!

 

もう少し詳しくお話を聞くと、どうやら、

本来3階建て施設に必要であるべき消防設備が不足していますが、小さい家ですし、宿泊ゲストも同日1組限りでの運営なので、特区民泊施設として申請してもいいですよね?

という内容で事前申請をするようです。

で、その事前申請が通れば、あらためて特区民泊施設として申請できますよ、とういことでした。(※その他の要件等、細かく法律で定められておりますが、なにぶん素人のため、説明不足と言葉足らずについてはご容赦ください)

 

ふー、よかった。師匠はお仕事ひとつ増えてしまいましたが。

 

建物が基準を満たしているかどうか、素人の私たちには分からないことです。

例えば、長屋のお宅。隣のお家と壁を共有している状態だと、それもまた民泊施設としては何だか色々違ってきたりするみたいです。

 

そのあたりも含めて、やはり一度専門家に相談してみないことには、民泊施設の申請までこぎつけるのは難しいようですね。

 

 

 

 

 

 

民泊認定申請にあたり

消防署への届け出

 

消防署への届け出ですが、これはもう素人にはどうにもできませんので、さっさとプロに頼みましょう。

 

私も、師匠に丸投げです。

 

皆様の興味があるかないかは別として、少しだけ師匠について掘り下げますと、もともとは高校の同級生であり、最終学歴はあの天下のT大大学院という、仲間内でも、「勉強できる人」という認識のある建築関係を生業とする友人であります。

 

彼から話を聞いて初めて、「防災業」という職業があることを知った教養のない私です。

建築をする上で防災業の資格も取得したとうい師匠は、自らの会社を経営する社長でもあり、すでに民泊施設も何軒か開業させていました。

 

で、結局私自身は消防署への届け出のためにどんなことをしたか、といいますと、

・ 師匠にくっていて消防署行く

・ 師匠にとってきて、と言われた書類とりにいく(登記簿謄本など)

・ 師匠に買っといて、と言われたグッズ買う(避難誘導灯など)

くらいのもんです。

 

ちなみに、避難誘導灯とは、おなじみのこれのこと

これのほかに、自動火災報知設備のこれも買いました

そんでもって、もともと民家であった我が家にこれらを設置するためには、大幅な電気工事も必要でした。ブレーカーも、容量が足りずに取り替えることになりました。

工事を請け負ってくださる業者の方も、師匠が手配してくれました、もちろん。

 

図面作成のため、せせこましい我が家のあらゆる部分の寸法を、その大きいカラダを伸ばしたり縮こめたりしながらかたっぱしから計測する師匠のお姿。「ほんま、すまんのう…」と心の中でつぶやきながら、ただただ見守る私なのでした。

 

 

民泊認定申請にあたり

近隣住民への説明

 

保健所への申請の際に必ず必要なものとして、「近隣住民への説明の記録」があります。

 

そもそも、近隣住民ってどこからどこまで?

ってことですが、保健所の方、地図本引っ張り出してきて「ここのおうちとここのおうちと、それからここのおうちと…」と、説明してくれました。

自分んちの外壁から半径何メートルだかにかかるおうち全部、などと色々規定があるようで、「果たしてどこからどこまで説明行ったらええんやろか…」と途方にくれる前に、きちんと地図で確認しておきましょう。

 

我が家は、大阪の下町の、家々がおしくらまんじゅうよろしく横のおうちとみっちりみちみちにくっつき合いながら建っている、という民家超密集地域にあるので、計15軒説明に伺いました。

とはいっても、いつお伺いしてもお留守の御宅はもちろんあるので、そういうときは民泊施設の案内をポスティングさせていただくだけでも大丈夫なようです。

 

ただ…この周辺説明、まぁまぁガツンとくらいます。

ハガネのメンタルを保有すると自負する私でさえも、何度か、「うっ」と見えないパンチをくらいました。

 

当然です。

静かに穏やかに日々生活している方々にとって、どこの国の誰やも知れぬ人々が、次から次へとスーツケースをガラゴロいわせながら入れ替わり立ち替わり出たり入ったり…な未来予想図を想像するだけで、「なんか不穏」と思われるのは致し方ないことです。

私の場合は、もともと暮らしていた場所での開業ですから、楽しそうに理解を示してくださり、応援してくださるご家庭ももちろんありました。本当にありがたいことです。

何かあったときにすぐに責任者(つまり私)が駆けつけること、24時間いつでも連絡対応可能であること等々、できるだけ近隣の方々の不安を和らげるべく、丁寧に説明しました。

 

今後できるだけ長く民泊運営をしていくためにも、近隣の方々と摩擦が生じることは避けたいですよね。

全ての方々に快く思っていただくことは難しいですが、少なくとも安心感だけは持っていただければなぁ…そうなるためには、どうしたらいいのかなぁ、何ができるかなぁ、と、日々模索しております。

民泊認定申請にあたり

ゴミ問題

 

今日は環境局への届け出について書きたいと思います。

 

先述しましたが、最終的に保健所に申請する際には、環境局で発行された許可証の掲示が必要です。

環境局に、ゴミ処理問題をどないしていくんや、ってことをちゃんと届け出ないといけないわけです。

 

民泊施設で発生したゴミは、いわゆる家庭ゴミとは違い、事業系ゴミとして処理する必要があります。

 

特に私のように、もともと暮らしていた家で民泊を始めようとする場合、今までのノリで週の決まった曜日に生ゴミやらプラ容器やらを出したいところですが、、、

ダメなんですねぇ、それをしちゃ。民泊はもちろん利益を生むれっきとした事業なので、

「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任で適正に処理しなければならない」と、廃棄物処理法に定められているとおり、自らゴミ処理施設に持ち込むか、それができない場合には業者に回収及び処理を依頼しないといけないのです。

 

私の場合はもちろん自分で持ち込んだり出来ませんので、業者と契約を交わすことになりました。

 

そうして、ゲストが出したゴミを正しく分別すること(家庭ゴミの分別方法と若干異なります)、廃棄物回収・処理業者と契約していること、を、届け出の申請書に記載し、環境局に届け出ます。

 

ですので、保健所に相談に行った帰りに、もちろん別の日でもいいですが、環境局にも相談に行かれるのがいいかなぁと思います。

民泊始めようと思うのですが、、、と、窓口で相談すると、「事業系ゴミ適正処理ハンドブック」もいただけますし、業者を紹介してくれる窓口も教えていただけます。

 

環境局への届け出に関しては、ざっとこんな感じです。

 

 

民泊認定申請にあたり

今後の段取りと必要なもの

 

前回の記事では、きちんとアポイントを取ってから保健所に出向くように、と、社会人然として皆様に忠告させていただきましたが、初めて保健所を訪れたとき、実は突撃訪問してしまいました。すみません。

大阪市の保健所は、民泊相談窓口がきちんと設けられていますので、ずけずけとそちらに出向き、アポなしで訪ねてしまいました。

 

私:「あのー、民泊の件でお聞きしたいことがありまして。。。」

職員の方:「ご予約いただいていますか?」

私:「え、あ、してません。。。」

職員の方:「基本的にはご予約いただかないと対応できかねるのですが。。。」

そもそも、区によって担当者が決まっているそうで、私の区の担当の方はその日お休みされているとのことでした。

私:「初めてお伺いしまして、その、民泊の基本的な部分をお聞きしたいだけなのですが。。。」

ご迷惑かと思いつつも、せっかく(のこのこ、しかも勝手に)来たので、このままとんぼ返りも嫌だなぁ、とつい食い下がってしまいました。本当にすみません。

職員の方:「いいですよ、私のわかる範囲内でよければ。お話きかせていただけますか?」

やったー!お優しい職員の方!ありがとうございます!次回からは絶対アポ取ってから来ますし、みんなにもそう言います!(←実践しました!)

 

そのあと、「申請に必要なものチェックリスト」をいただき、こちらの物件の状況等を説明したうえで、それならここはこうしてください、図面のここにこういったものを記載してください、などと具体的に話が進みました。

一応、大阪市のホームページから、ガイドライン、手引き、申請書類一式を事前にプリントアウトし持参していたので、話もスムーズでした。

こちらからの疑問点にもきっちりお答えいただき、保健所への事前相談から実際の民泊事業開始までの流れについても、わかりやすく説明いただきました。

 

今後また詳しく掘り下げて書いていきたいと思いますが、ひとまずざっくりとした申請までの流れを書いておきますね。

まず押さえておきたいことですが、最終的に書類一式を揃えて保健所に申請に伺う前に、各担当部門に届け出をする必要があります。

それが、

・ 消防署

・ 環境局

の2箇所です。届け出した内容が受理されると、それぞれ通知書が発行されます。その通知書を保健所の最終申請に添付しないといけないのです。

 

そして申請に必要な手続きはその他に、

・ 申請書や賃貸契約書などの書類作成

・ 近隣住民への説明

・ 民泊施設に備え付ける施設使用マニュアルの作成

・ 施設の図面の作成

などなどです。非常に盛りだくさんです。

おまけに、賃貸契約書やマニュアルは、外国語表記のものも必要です。

そんな事務手続きオンパレードに加え、内装工事、電気工事、必要物品の買い出し。。。

 

あー!もう!めんどくさい!一式全部プロに委託する!

ってなりますよね。。。経済的余裕があれば、その方が民泊開業までスムーズに進むでしょうね。。。

私も書いてて疲れてきました。。。

疲れてきましたので、今日はこのあたりで失礼します。。。

また次回以降、詳しく書いていきたいと思います。

民泊認定申請にあたり

相談、そして相談

 

さて、認可の許可を受けて民泊施設を運営するためには、どういう手続きを踏み、どこに申請を出せばよいのか?はじめはそれすらもわからない状態です。もちろんです。

そのあたりも師匠(師匠って誰?という方はひとつ前の記事をご覧ください)に教えてもらいましたので、以下に記していきたいと思います。

 

私の所有する物件は大阪市にあるので、最終的には大阪市の保健所に許可申請を出します。(大阪市以外でも、担当窓口は保健所です)

大阪市は国により「国家戦略特別区域」、いわゆる「特区」に指定されています。

通常、民泊施設運営には「旅館業法」が適用されますが、大阪市のような「特区」区域で民泊申請をする場合には、旅館業法の特例扱いとなり(特区民泊とういやつです)、運営条件などが異なってきます。

 

このあたりの話になると、少しややこしいですね。

ネットで検索してみても、「◯◯法第△条の〜にあるように」などと、小難しい語句ばかりが羅列され、なかなか理解に窮しますし、間違った解釈をしてしまってもいけません。

頭の中が「???」でいっぱいになるようでは考えるだけ時間の無駄です、「誰か小学1年生に足し算教える要領でわかりやすくかいつまんでつまり何が必要なのか端的に教えてください」状態ですよね。

 

そういうときは、相談窓口に出向いてください。

それが保健所です。無料です。

冒頭にも述べましたように、保健所は最終申請窓口ですが、最初の入り口でもあります。もちろん、行く前にアポイント取ってくださいね。いきなり、「たのもうーーー!!」などと参上してはいけませんよ。まずはお電話、ですよ。

 

それでは、実際に保健所に相談に伺った際のやりとりなどは、また次回書かせてただきたいと思います。

民泊認定申請にあたり

まずは相談

 

さて、いざ、民泊を始めたい!と鼻息荒くフガフガしてみたところで、果たして自分の家が構造上民泊経営に適しているのか?という不安がありましたので、建築業を生業にしている友人に相談しました。

ワタシんち、民泊できる家かどうか、ちょっと見てもらわれへんやろか?いうて。

くしくもその友人自身、本業とは別に民泊経営を始めたばかりの頃でした(なので以下この友人を師匠と仰ぐ事とします)。

結果的に構造上は問題ない、という事でしたが、師匠に相談する、つまり、専門家に相談する、というプロセスは、民泊申請を始めるにあたり必要不可欠な事でした。

その理由は、素人がひとりで民泊申請をする際には最大の難関、いや、決して自分だけでは乗り越えられない最強の壁、というものがあるからなのです。

その壁が、「消防署への届け出」です。

届け出にあたり、図面とか要ります。自動火災報知器とか家に付けなあきません。誘導灯も付けとかなあきまへん。下手したら消火器も必要でおます。

また改めて詳細後述しますが、もちろん家の至るところに好き勝手にポンポン火災報知器付けたらいい、とかいうわけちゃいまっせ。

 

私が民泊をしたい、と思い始めた頃は、まだ違法民泊が横行しまくっていました。インターネット仲介サイト「airbnb」も、違法民泊物件ガンガン載せてましたし。

しかしそれから数ヶ月後、法律が変わりました。民泊新法、とうい新しい法律が施行されたのです。

それにより、エアビーからも違法民泊物件は根こそぎ削除されました。煩雑な申請を経て、はれて民泊経営にこぎつけるのは、やはり素人には困難極まりない道だったのでしょう。

 

そういうわけで、空き家があるから民泊したい、と素人が一人で妄想してみたところで、どうしてもプロの方にお手伝いしていただかないとどうにもならない部分は実際ありました。

もし一個人で民泊経営をお考えなら、その点だけは気に留めてみてください。